不謹慎なネット民

台風18号は関東、東北にかけて甚大な被害を及ぼしています。被災された方々にお見舞い申し上げます。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

行方不明になられた方々が一刻も早く救助されますことを祈念申し上げます。

台風による堤防の決壊により多くの家屋が浸水、あるいは流されている。東日本大震災や広島市北部の土砂崩れを思い出し、胸が痛む。

先日、「あちら」で書いたが、災害が発生している真っ只中にも関わらず、某ハウスメーカーの家が流れなかっただの民主党が悪いだのとネットでわざわざスレッドを立ててまで書いている人が少なからずいる。

これを「不謹慎」と断じたら、「事実を書いただけ。失礼だ」とのクレームが来た。驚きだ。


 

数年前、妻と一緒に住宅展示場に足を運んだ際のこと。営業マンが待ち構えていてそれぞれの家の特長を話してくれた。
「耐震」がまずどのメーカーも「わが社は大丈夫!」と太鼓判を押していて、次いで省エネや防火、オール電化などが売り文句になっていたように思う。

あるメーカーでは「耐震」の実例として、阪神淡路大震災で一面焼け野原になった写真パネルを展示、焼け残った家が「わが社施工の家です!」と自慢していた。
これを聞いた時、違和感を禁じ得なかった。

その家が焼け残ったのは確かに防火性能に優れた壁があったのかも知れないし倒れなかったのは評価できるが、一面焼け野原の、まだ一部煙が上がっている状況の写真を見て「わが社の・・・」という神経が理解できなかったのである。
そんなことをしなくても、CMのように耐火・耐震テストの画像・動画を見せれば良いこと。

今回の台風で堤防が決壊、大水害が発生した被災地で流されずに残った家も、テレビCMでおなじみの某メーカー。ネットでもてはやされている。

家でもマンションでもそうだが、その家が頑丈が否かは、まず地盤。粘土質であれば地震や水害に弱く、その上に建てるならそれ相応を費用をかけて地盤改良しなければならない。また、基礎も重要で、ここに欠陥があればいくら立派な建物を乗せても有事には倒壊したり流されやすくなる。

東日本大震災の津波被害についての検証では、海に対して垂直に立っている建物(海から見たら−=マイナスになる)は比較的流されにくいことも立証されている。
「事実を書いただけだ」と言うならば、この程度のことはきちんと知ったうえで書かないと。

様々な要因があって倒壊や流失を免れたその建物を、ただ見た目だけで評価するのはいかがなものだろうか。

ましてや災害が発生している真っ最中にだ。
 

住宅の件だけでなく、ネットでは現職議員までもが民主党政権時の事業仕分けがどうと批判している。東日本大震災では巨費を投じて作られた「スーパー堤防」がほとんど役に立たなかった。
筆者は民主党を支持しないが、何かにつけて民主党がどうとか、あるいは他の件になるが中国・韓国と結びつける思考は理解し難い。いわゆる「2ちゃんねる脳」なのだろうか。あまりにも幼稚。

書き込みをしている人達にとって、現在被害が広がっている状況はあくまでも他人事としか映らないのだろう。

あるいは特定の政党や団体を糾弾したり褒めたりするためのネタとでも思っているのだろう。
 

多くの家が倒壊し流されているのを見て、また現在救助を待ちわびている人がいるのを知っていて、「○○の家はいい」とか、「民主党は・・・」などと言う人の気持ちは理解できない。

自分の家が流され、家族が行方不明になっている時に、赤の他人が「やっぱり○○の家じゃないと」「だから民主党が・・・」などと遠くて安全なところから偉そうに言われたらどうだろう?

極めて不謹慎だ。

思想信条以前に、人としてもっと大事なものがあるのではないだろうか。


 


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  • 2017.09.17 Sunday
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